京都の五花街のひとつ、上七軒は、お茶屋が軒を連ねる静かなたたずまいです。
その歴史は、室町時代初期に北野天満宮が焼失し、修造の際の残り木で七軒のお茶屋を建て、「七軒茶屋」と称したことに始まります。桃山時代、太閤秀吉が北野茶会を催した際に、この七軒茶屋でみたらし団子が振舞われたそうです。太閤は非常に喜び、茶屋株の特許を与えました。それから現在に至るまで、舞いや邦楽を伝統として守り続け、繁栄を極めています。


毎年早春の2月下旬の梅花祭にはきれいどころが献茶を行います。初々しい舞妓さんが、ぎこちないお手前で淹れてくれるお茶は儀式ばったお茶会とはまた違った趣向があり、良いものです。
4月の北野をどりでは、芸妓さん・舞妓さんが舞踏劇を上演します。少人数ながら、良い技芸を磨き披露しています。
また、夏になると上七軒歌舞練場の庭にビアガーデンがオープンし、一見さんでも気軽に楽しむことができます。